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2010年04月24日

日本の景観

西欧の景観と比べて日本の景観はどうなっているんやろうか。

我が国は木造家屋が密集した市街地が日本独自のコミュニティ空間やった。

せやけど、高度経済成長期に利益優先で近代化してきたから、電柱が林立し、電線が張り巡らされ、看板が無秩序に並び、魅力的な景観を奪ってしまった。

地域性や風土性を無視し、建物の外観デザインや素材を自由に選択できたため、統一感がなくなった。

ビスタライン・歴史的眺望が崩壊しているところも多々見られる。

古い建物ほど価値があり、そこに住みたいと願う西欧人とは対照的で、新しい物好きの日本人は古いものを改造・再編すべき対象としてきたため、歴史的な町空間が破壊された。

経済的には世界最高基準に到達しながら、日本の幸福度はあるランキングによると50位ぐらいで、多くの人々が幸福感をもてない理由の一つに、居住空間、地域景観の乏しさなども挙げられるのではないやろうか。

しかしそんな日本でもええとこはいっぱいある。

四季折々に美しい変化を見せる自然は大いにアピールできるところ。

奈良県吉野の千本桜。

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京都府嵐山の紅葉。

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静岡県の日本平から見た富士山。

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自然に較べて、都市における人工景観は見劣りすることが多い。

そんな中でも木造家屋が密集した市街地が現存する地域もめっちゃある。

寺内町や宿場町などでは建物により通りを形成していて、小路(こみち)が折れ曲がっており、視覚的に閉じられていて心落ち着く空間が形成されている。

徳島県の脇町。

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カーブしている三重県の関宿。

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奥には山などの自然が目に入る。

石川県金沢のひがし茶屋街ではT字路になることによってアイストップが生まれている。

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岐阜県飛騨高山のさんまちも視覚的に閉じられている。

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奈良県の今井町。

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町並みを散歩するという上では、これぐらい狭い道の方が落ち着きを生む。

城下町や歴町の整備で綺麗な町屋と道路舗装がされているところがあるんやけど、道が広くて車が多いとやっぱり落ち着きは生まれへん。

最近では、日本でも景観への意識が高まり、住民の協力によりファサード(正面)改修が行われているところもある。

それらの地域では建物の表面は公共空間という意識が根付いてきた証拠や。

また、ヨーロッパのように外壁改修などが義務的になるんじゃなくて、積極的に楽しむようになれば最高の結果や。

日本のそれぞれのまちの歴史や、地域的な特性、文化の蓄積や奥深さは、西欧と比べても十分に豊かや。

グローバル化するほど、日本の文化が薄まることへの危機感を強く持ち、民族性を大事に意識し、日本独自の景観を形成していかんとあかん。

せやないと日本が日本でなくなってしまう。

そこで日本人自身が日本の歴史的文化的な価値を再認識して、保全継承、再発展しプロモーションしていかんと政府の目指す観光大国とはならんやろうな。

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