アレクサンドリア行きの葛藤
昨日の夜、アレクサンドリアに行くか行かんか決め切れずに寝たんやけど、起きても決め切られへんかった。
こんな平和なエジプトでそんなバカな争いがある分けない。
そう思いたかった。
もし行って、テロにまき込まれたり、アルカイーダに拉致されたりしたら親や友達だけでなく国にまで迷惑掛けてしまうことになる。
でも、ニュースに載ってた破壊されたコプト教会の写真は日本人が撮ったやつみたいやしな。
まさに戦場カメラマンやな。
日本人行ってるんやし俺でも行ける。
とかも考えたりした。彼らはプロやからとかは考えず( ̄ー ̄;
結局、考えても答えは出なかった。
ほんで予約してた宿に電話することにした。
「あのー今日予約してる日本人のKjですけど。あのー一昨日の1月1日にテロありましたよね。車爆弾が教会に突っ込んだテロが。」「あーあれか。」「大丈夫なんですかね?今アレキサンドリアは危険ですか?」「大丈夫だ。全ては終わったんだ!」「終わったんですか?俺には心配する人もいてて、安全じゃなかったら行かないんですけど。」「大丈夫だ。今もホテルにはアメリカ人に中国人にツーリストがたくさんいる。待ってるぜ、フレンド( v^-゜)」
俺は根拠のない宿主の呼び掛けに答えるように今から行くよって答えた( ̄ー ̄;
ちゅーことで行くことを決めたら即行動や!!
ラムセス駅に行き、アレキサンドリア行きの電車に乗り込んだ。
走り出して少し時間が経った頃、日本にいる先輩からメールがきた。
内容はテロがあったけど大丈夫?って心配してくれてる内容や。
俺はバカなことに今その街に悩んだ末に向かってると返した。
すると今考えれば当たり前だが、何で悩んだ末に行くことにしたの?一体アレキサンドリアに何があるの?心配してる人もいてるってことを忘れちゃいけませんよ。って内容やった。
それまでに親や友達からも大丈夫かとか危ないとこ行ったらあかんでとメールも届いてて、大丈夫やでって返事してた。
俺はホンマにアホや。何で向かってるんや。好奇心か?エジプトでの宗教抗争が信じられへんからか?ただの暇つぶしにか?戦場カメラマンみたいになってネタにしたいからか??
自分に対する物凄い嫌悪感を抱いた。
このまま駅に着いたらとんぼがえりしようかとも考えた。
そんな自己嫌悪の中、3時間後にアレキサンドリアのマスル駅に着いた。
でも俺は引き返すということをやっぱり選ばなかった。
駅を出たすぐの広場では少年達がサッカーをしていた。
少年達は他の都市のエジプト人たちと変わらずWelcomeと俺を迎えてくれた。
一緒になってサッカーボールを蹴ると一瞬で打ち解けれるのがサッカーのすごいとこや。
この街で二日前にテロがあったなんてやっぱり信じられへん。
日本は中東に対して過剰に報道してるんちゃうかとすら思った。
ローマ円形劇場前からサアド・ザグルール広場までタクシーで移動した。
ほんですぐ近くの予約してた宿アクロポールにチェックイン。
最高の景色の部屋や。
店主にさっき電話した日本人だよって話し、ほんまに安全かと聞いた。
全ては終わったんだ。そいつは死んだからな。
そんなことはニュースを見れば分かる。その後このテロを引き金に宗教抗争が起こってないかが気になるところや!
テロのあった教会の場所を聞くと教えてくれたんやけど、そこに行きたいのかと聞かれた。
もちろんそんなとこに行きたい訳がない。近づかない為だよ。
このページはアレキクンドリア、テロ、コプト教会のお話でした。
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